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<操り>と青春――<古典部>シリーズにみられる後期クイーン的問題

 

<操り>と青春

・米澤穂信の『愚者のエンドロール』を中心とした<古典部>シリーズに関する読み物です。過去に僕の書いた原稿をHP用に一部修正したものとなります。具体的にどう修正したかというと、元々の稿では後期クイーン的問題のみに焦点をあてて書いたものであるのに対し、こちらはそのほかの小ネタについてもところどころ触れ、高度な現代思想やテクスト分析、構造分析を簡略化し、ややユーモラスなタッチのものになっています。特に、先行研究のまとめやゲーデルの不完全性定理とフロイトの精神分析学に関する部分は章ごと削除させていただきました。また、証左に乏しいような内容に関しても自分の意見を述べるなど学術的な内容からは離れたものとなっています。そのため、内容的に牽強付会な点があるかもしれません。読みにくいところなど批判・感想などありましたらContactからお願いします。

 『愚者のエンドロール』を扱うにあたって本来ならば入須の言葉に傾注した考察、『クドリャフカの順番』との連動性、読み手の感受性の差の問題についてなどもっともっと紙幅を割きたかったのですが、それは後の機会にしましょう。

 なお、後期クイーン的問題については簡単な知識を事前に入れておくとより理解が深まるかと思います。簡単な説明はこちらでしておりますのでどうぞご参照ください。

 

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