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米澤穂信作品から読み解くライトノベルミステリ論

 

米澤穂信作品から読み解くライトノベルミステリ論(準備中)

 

・近年ライトノベル作品の台頭が著しくなり、その多様化も指摘されている。また、野上暁はその著書の中で、子供たちにとって「探偵もの」が人気を博していることを認めている。しかしながら、ジュブナイル作品の中のミステリというジャンルに絞った研究は現在あまり盛んとはいえず、その一方ではライトノベルをはじめとする物語メディアは青少年向けメディアとして注目される機会が増え、社会的な注目は大きくなりつつある。こういった現状において、ジュブナイルの歴史、及び現状について考察を加えることは現代の少年・少女の状態を考えるうえで有効であると思われる。ここではジュブナイル本格ミステリの草分け的な存在となった米澤穂信のミステリシリーズ「古典部シリーズ」を通じて、「ジュブナイルミステリと一般的な本格ミステリとの相違点」や「長期シリーズ化作品と読み切り作品の相違点」といった観点から論じていく。最終的には、従来のミステリやジュブナイル作品と比較考察し、米澤穂信の特徴や差異を明らかにしていくことで、現代社会を理解する足掛かりとなることを目標とする。

・分量がやや多いので、読者の方には体力のある時に読まれることを推奨する。

・自分ではまじめに書いたつもりですが、査読を受けたわけでも、雑誌掲載されたわけでも、学会発表したわけでもありません。それどころか農学部の大学生の書いたものです。議論に粗末な部分や読み苦しいものになっているかもしれませんがご容赦願います。ご助言、ご質問、ご意見、ご感想などありましたら遠慮なくContactよりお願いします。

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